流弾ＲＣ

マルヒロシ and 流弾ロックンロールクラブ

◆マルヒロシと流弾

　マルヒロシこと「マルヤマヒロシ」とはシンヤデイ・はみ金でお馴染みの「マルイチ」のヴォーカルである。
　矢沢を愛しこの道２０年！ミスターロックンロールと呼ばれている。
　最近では、とあるテレビ番組の亭主改造計画にて、「ロックンロール亭主」として登場していた。
　一方の流弾とは、北は北海道から関東・中部に至るまで全国規模のモーターサイクルクラブ「流弾ＭＣ」のメンバーの集まりである。
　全国規模といっても、実はメンバーは１７名程で、クラブと言った組織ではない。ただのバイク乗りの気ままな仲間達で、バンドに関しては素人の集まりである。

★マルヒロシと流弾の出会い

　ある日、流弾のメンバー数人で「ミスターバイクバンド」というバンドのライブを見に行った時の事だ。
　その日は、早くライブハウスに到着したため、ミスターバイクバンドの前座のバンドを見ていた。
　そこで登場した前座のバンドが「マルイチ」というバンドだった。
　ライブハウスはガラガラで、うちらの他に客は２人だけ。しかし、リーゼントに皮ジャンを着たヴォーカルが、気合の入ったロックンロールを熱唱していた！
　流弾のメンバーは、そんなマルイチに魅入られてしまった。
　そして、その後はマルイチのライブに足を運ぶようになり、自分達もツイストを踊って楽しむようになった。
　今ではマルイチは、ライダーイベント「シンヤデイ」や「はみだし金曜日」では、欠かせない存在になっているのである。

◆そしてバンド結成！

　「クールスいいよね」そんな会話が事の始まりだった。もうすぐで2000年を迎えようという大晦日の深夜、マルヒロシと流弾のメンバーが居酒屋で騒いでいた時の会話だ。
　クールスとは、かつて岩城晃一やや館ヒロシなどがいたロックンロールバンドだ。バイクチームだったクールスが、矢沢永吉のいたキャロルの親衛隊を経てバンドデビューしたのは70年代。皮ジャンにリーゼントのイカシタ不良、バイク、ロックンロールは太い絆で結ばれ、どこか危険でヤバイ恰好良さに満ちていた。
　そんな古き時代の話は盛り上がっていき、ついに「俺、まえからバイク乗りでバンドやりたかったんだヨ。やろうよ、クールス！」というマルヒロシのセリフが決め手となった。
　こうして「あの頃」の夢を求め「マルヒロシ and 流弾ロックンロールクラブ」は結成された。時に１月１日午前０時、ミレニアムを迎えたその瞬間の事だった。

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