６人くらいの看護婦さんによって一般病棟へ移る準備ができていた。
３階のＩＣＵから５階へお世話になった若い看護婦Ｋさんと移動した。
Ｋさん、多少落ち着きがないところがあるけど、あなたの一生懸命さ、とても感謝
しています。これからもがんばってください！もうすこし余裕が出てきた時、あなた
はとってもすばらしい看護師になっていることでしょう。
[11：00] 移動完了。移動初日のため￥18000する個室に入る。(今日だけは無料)
いつものように拘束され、個室を満喫できる状態ではないのが残念。
明日、管が抜かれるようなので、その後は、４人部屋へまた移動。
両親、姉二人勢ぞろいだ。
医師の説明が欲しいので、病室にきてもらった。
こちらから質問をする前に、今日の夜からお粥を食べ、ＣＴで脳を見て明日管を
抜くという。それは深刻度いくつなんだろうか？
医者「管を抜くだけですよ」失笑する。
これだから医者はやだよ、君には何でもないことであろうが、こっちは分からない
から聞いてるのに、「心配いりませんよ」の一言を添えてくれたまえ！
でも、一般病棟の看護婦さんもいい人みたいで良かった。
[12：30] 五人そろってトッフェで昼食。
カレーうどん￥580。かき揚・山菜に比べたらいける。でも、カレーうどんは玉うど
んだと思う。
[17：20] 再び面会に行く。
一般病棟の拘束は足にまで及んでいた。ペンタゴンはプリタゴンのように丸々と
大きく暑そうだった。そしてどうやっても取れない鍵がついている。
看護婦の数も少ないので、拘束時間が長そうだ。
[18：00] 夕食。お粥になっているぐらいでほかは普通と変わらない。
メニューは、チンジャオロース、酢のものサラダ、わかめスープ、巨峰。
本人判定で、味は“Ｂ”まあまあってとこ。
でも、２週間ぶりの食事をおいしそうにガツガツと食べる姿は、評価“Ａ”でもおか
しくない。
食事を取る姿を見ることががこんなにもうれしいことだと思わなかった。
早いと思ったが、一般病棟に移ってきて本当に良かったと感じた瞬間だった。
若医師Ｍ先生が見に来た。
「点滴でも栄養は十分に足りているので、無理して食べなくてもいいですよ。
食べられるようになって、よかったですね。」
Ｍ先生が見せた初めての笑顔だった。
その笑顔がとってもすてきで、本気で見てくれてたんだと初めて分かった。
Ｍ先生が一般病棟に移してもいいって許可したと思い、
Ｙ先生（年配の副医院長）かＳ先生（手術した担当医）が言うのならまだしも、
Ｍ（若い先生）じゃなーって心で思ってました。ほんと、反省してます。
２週間ではじめての笑顔だが、笑顔の威力のすごさを感じる。
３日に１回ぐらいで見せたら、もっと心証がいいのに。
ＩＣＵにいる時より、現状把握ができてきたが、まだまだだ。
明日は新聞で、情報収集させよう。
今日も21：00を迎えようとしているが、ますます、テンションがあがっていく。
がっちり拘束される姿を見つつ、退室。
滞在時間３時間。
