生命保険会社の診断書は￥４５００もするので、退院が近くなってきてから申請
することとする。
会社へ提出するものは、記載事項を電話で確認して申請、￥１５００。
２週間かかるといわれるが、あとで看護婦さんから１０日でできるように言っても
らった。
主治医（手刀医）のＳ先生は休暇中（多分・・・）なので、若医師Ｍ先生が書くこと
になるようだ。
[14：30] 面会に行く。
きのうよりも、おとなしい。具合が悪いのか？
今日の頭痛の具合は６ぐらい。我慢強いな。
うんちをベットの上で容器の中にする。
おしりが落ち着いたら、座薬を入れる。
片手のグローブだけをはずして、指相撲に興じる。
私「今日の看護婦さん、Ｍ子（姉）に似てる。」
夫「え〜そうか〜？」
入院後、はじめて笑った。
夫「お願い、タバコ買ってきてよ。かわいそうな弟のためだと思ってさぁ」
私「おとうと〜？」
夫「あ、まちがえた」
さっきまでＭ子の話をしてたからってまちがうなよ。
でも、以前「おかあさ〜ん」って呼ばれたことを思うと、さぼど腹も立たないさ。
[15：30] 歯磨きをする。
両手のグローブ、胴のベルトをはずしてもらい、自ら歯磨きをする。
うがい３回もはずさずにうまくできている。
ひげを剃って、温タオルで顔を拭いてもらう。きもちよさそ。
しばらくすると頭痛がひどくなりはじめた。
座薬を入れて１５分たつのでもうそろそろ効き始めるころなのでがまんだ。
夫「タバコ買ってきて、もう何時間もすってないよ。
じゃあ自分で買ってくる」
起き上がるのを制止しているうちに、管がぐるぐるになってしまった。
看護婦さんが急いでぐるぐるになったのをほどく。
まずいことをした気もあるのか、看護婦さんに、
夫「あの〜、外に出たいときは、どこの線を抜けばいいんですか？」
看護婦「外には出られないんですよ。ちょっとやばくなってきたので・・・」
またもとのグローブと胴ベルトのエジキとなる。
救急車で運ばれて、最初に処置してくれたＹ先生が様子を見に来た。
私「自分が重病だってことを分かってないんですよ。」
Ｙ先生「それは、症状の一種です。手術も開頭ではないのでそのせいもあるでしょう。
梗塞がでないように２週間しっかり見てないといけません」
この先生が一番信用できる。
１時間３０分いて帰る。日に日に滞在時間が長くなる。
今日は誕生日、おめでとう。
ちゃんとお祝いできなくてごめんね。
